ビリルビンの値を押し上げる、二日酔い。

二日酔いに悩まされれている方、肝臓の機能が低下してビリルビンが増えているかもしれません。

 

二日酔いには様々な原因がありますが、いずれもアルコールが肝臓で分解されることと密接に関わりがあります。
アルコールは体内で肝臓に運ばれたのち、アセトアルデヒドや酢酸へと分解、最終的に二酸化炭素と水となって尿に含まれて体外へ出ます。

 

二日酔いで生じる頭痛は、アルコール、アセトアルデヒドや酢酸の血管を広げる作用によるものです。長く血管が広げ続けられると炎症を起こすので、頭痛となって表れます。
二日酔いでだるさや吐き気を感じる場合は、体に水が不足している場合があります。アルコールの利尿作用で水分が奪われがちですが、肝臓でのアルコール分解にも水を使うので、体内の水が不足しがちになります。
低血糖が原因で二日酔いになる場合もあります。肝臓では糖代謝が行われ糖がエネルギー源として蓄えられています。
しかし、アルコール分解が始まると、糖代謝が行われなくなるので、糖分が不足して低血糖となり二日酔いになります。
このように二日酔いを起こすほどアルコールを摂取すると、肝臓の働き影響がでてきます。

 

二日酔いが続いた肝臓では、アルコールの分解からできた中性脂肪が肝臓の中に蓄積していき、アルコール性肝脂肪へと変化します。
肝脂肪になると、肝臓への血の流れが悪くなり、肝臓内で処理する血の量が減少して、肝臓の機能が衰えていきます。
二日酔いの原因となるアセトアルデヒド自体も、容易に化学反応する物質なので、肝臓で生成された際に、肝臓自体のたんぱく質などと化学反応していしまい、肝臓の細胞を傷つけます。なので、肝臓の機能は低下していきます。
肝脂肪は肝硬変や肝臓がんへと進行することもあります。

 

 

一方、ビリルビンとは血液中や胆汁中に含まれる黄色い色素のことで、肝臓の機能と密接に関わりがあります。
ビリルビンは、血液中に含まれるヘモグロビンが分解されてできた間接型ビリルビンと、胆汁中に含まれる直接型ビリルビンの2種類があります
肝臓で胆汁が生成される際に、ビリルビンも肝臓の機能で間接型から直接型へと変化します。
肝脂肪や肝硬変などで肝機能が衰えてくると、肝臓で間接型から直接型へとビリルビンが変化しなくなり、血液中のビリルビンの量が増えます。

 

このように、二日酔いは血液中のビリルビンの量が増える要因となっています。